私が、特に力を入れて診ているところは「噛み合わせ」です。
保険診療やセラミック・インプラント・歯列矯正などの自費診療で認めれれている材料や手法も大切ですが、身体にとって良い「噛み合わせ」を作らなければ、「よく噛む」ことの恩恵を受けることができないだけでなく、全身に悪い影響が出るからです。
「よく噛む」ことは、脳の活性化につながるだけでなく、情動や記憶に関わる覚醒作用を生み、心身のリラックス作用を引き出します。更に、手や指の運動よりも脳血流を増加させ、高齢者では、寝たきり状態にならない、嚥下障害や認知症の予防効果が期待されています。
ストレス社会で生活している現代人は、頭痛・肩こり・不眠・アレルギーなどの慢性的な症状に悩まされ ています。こうした症状は、生活習慣だけでなく、悪い噛み合わせの影響による場合があります。
最近、より白い歯、より整った歯並びを求める患者さんが多くなっていますが、審美を追求した結果、見た目は綺麗でも、顎や頭部、頚椎に異常をきたし、様々な不定愁訴を起こしている方、正しいお口の使い方が判らず、歯や舌の位置不正などから口呼吸を行っている虚弱体質の小児、また未成年者を多く診ます。
当医院では、治療の際に「噛み合わせ」のバランスを診ながら診療を行っています。
上記の症状でお悩みがあり医科領域で原因が改善されない方、また「噛み合わせ治療」に興味のある方、スポーツのパフォーマンス向上を考えているアスリートの方は、院長にお尋ね下さい。