歯周内科治療

お薬で治す歯周治療

歯周内科治療とは?

歯周病は細菌類の感染症であるという認識の上に立ち、医学的にその治療法を考え、歯周病菌および真菌の除菌と歯周病病原性のない正常菌叢の獲得を目的とし、外科的な治療法に先立ち、位相差顕微鏡での菌及び菌叢の検査とリアルタイムPCR検査による歯周病菌のDNA検査の後に行う、抗菌剤および抗真菌剤を用いた内科的治療法をいう。

歯周内科治療の治療法

歯周内科治療は位相差顕微鏡で、口腔内に感染している細菌・真菌・原虫などを特定し、さらにリアルタイムPCR検査による歯周病菌のDNA検査で菌の有無を確認し、それらの微生物に感受性のある薬剤を選択し、微生物叢を非常に綺麗な状態に改善することで歯周病を内科的に治す治療方法です。

治癒経過は患者様自身が、はっきりと自覚できる程、歯茎からの出血や排膿が短期間で改善されます。以前は、長時間歯磨きや外科治療によって1~2年の治療期間でそのような綺麗な微生物叢を獲得していたのです。

微生物叢が改善されたら、歯石を除去します。その場合も、微生物叢が改善されていると、冷水痛が非常に少なくなります。

また、治療方法や治療費については、保険償還が確立していませんので保険適応外となります。

さて、位相差顕微鏡で確認できるのは歯周病の原因菌の一つと言われているらせん状菌だけでした。患者様の中にはらせん状菌はほとんどいないのに、歯ぐきの状態が悪い患者さんがいらっしゃいます。

そのために、そのほかの悪玉菌を確認する方法が必要になりました。その方法がリアルタイムPCR検査です。まずは、歯周病の原因菌の中で最も悪玉菌であると言われている3菌種のDNA診断を行います。

◆慢性歯周炎の発症に関係が深い(Red complex)
歯周病原因菌の中で最も悪玉菌である3菌種

  • Porphyromonas gingivalis (ポルフィノモナス・ジンジバリス)
  • Treponema denticola (トレポネーマ・デンティコーラ):顕微鏡で確認できるらせん状菌
  • Tannerella forsythensis (タンネレラ・ファーサイシア)

◆侵襲性歯周炎の発症に関係が深い

  • Aggregatibacter actinomycetemcomitans (アグリゲイトバクター・アクチノマイセテムコミタンス)

◆思春期性や妊娠性歯周炎の発症に関係が深い

  • Prevoterlla  intermedia (プレヴォテーラ・インターメディア)

Orange complexの一種

  • Fusobacterium nucleatum (フソバクテリウム・ヌクレアタム)

この検査を行うことにより、数値で歯周病のリスクを知ることができるようになり診断がしやすくなりました。

リアルタイムPCR検査(歯周病菌の検査)内容

  • 軽度の歯周病:3菌種(Red Complex
  • 中~重度の歯周病: 5菌種(Red Complex)+Aa+Fn
  • 骨吸収が重度: 6菌種(Red Complex)+Aa+Fn+ Pi or Tr

歯周内科治療の治療費(検査と治療)

リアルタイムPCR検査

5菌種 (Red complex)+Aa+Fn ※委託販売方式 ¥16,500
6菌種(Red complex)+Aa+Fn+ Pi or Tr) ※委託販売方式 ¥17,600

【料金は税込価格です】

歯周内科治療

50,000円(税別)※リアルタイムPCR検査料は別料金

1回目:パノラマ撮影+口腔内写真+位相差顕微鏡+リアルタイムPCR検査
2回目:リアルタイムPCR検査結果の説明+薬剤選択投与
3回目:歯石除去およびPMTC【内服開始後3日後】
4回目:歯石除去およびPMTC(必要な場合は薬剤投与)【3回目より3~4日後】
5回目:口腔内写真+位相差顕微鏡+リアルタイムPCR検査【4回目より2週間後】
6回目:リアルタイムPCR検査結果の説明+メンテナンス間隔の説明【5回目より1週間後】

※注意点
委託販売方式の場合は受付窓口で物品販売になるために歯ブラシなどと同じ扱いになり、医療費控除の対象から外れますのでご注意ください。医療費控除を受けるには歯周病治療を自費治療で行う必要があります。

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