歯周治療(歯周内科治療、点滴療法)

歯周内科治療:薬の投与 点滴療法:点滴

歯周内科治療

歯周病は細菌類の感染症であるという認識の上に立ち、医学的にその治療法を考え、歯周病菌および真菌の除菌と歯周病病原性のない正常菌叢の獲得を目的とし、外科的な治療法に先立ち、位相差顕微鏡での菌及び菌叢の検査とリアルタイムPCR検査による歯周病菌のDNA検査の後に行う、抗菌剤および抗真菌剤を用いた内科的治療法をいう。

点滴療法

点滴で高濃度ビタミンCを投与する療法

高濃度ビタミンC点滴療法は、歯周病を始め、歯科治療領域でも効果が期待できます。
副作用のない体にやさしい治療法ですが、この点滴療法が美容にも効果があることから、最先端のアンチエイジング治療として使用されるようになりました。
経口摂取と比べて、点滴はビタミンCの血中濃度を20~40倍以上に増やします。
静脈内に点滴することで、点滴が血管内に行き渡り、高い効果が期待できます。

【注意事項】
・点滴に伴い、まれに血管痛、内出血などが起きることがあります。25gのビタミンC点滴にはG6PD欠損症でないことの確認検査が必要です。持病がある方は担当医にご相談下さい。
・点滴に伴い、まれに血管痛、内出血などが起きることがあります。持病がある方は担当医にご相談下さい。
【こんな方にお勧めです。】
・タバコをたくさん吸う
・お酒をよく飲む
・ストレスを溜めやすい
・外にいることが多い
・よく運動をする
・疲れ・倦怠感を感じることが多い
・寝起きが悪い
・免疫低下を感じる

点滴療法の治療費

高濃度ビタミンC点滴プラン

【アンチエイジング・感染予防・術後回復】25g   13,000円

・ビタミンCは、体内でコラーゲンの生成並びに抗酸化物質として重要です。その重要な栄養素であるビタミンCを点滴投与することにより酵素なアンチエイジング美肌効果やがん治療。予防、または歯周病治療から抗酸化、免疫向上など多くの方面で効果が期待できます。

※法定記載事項;
1)高濃度ビタミンC点滴用の輸入製剤(マイラン社製)は薬機法上の承認は得ていません。
2)当院は高濃度ビタミンC点滴製剤を点滴療法研究会が推奨する輸入代行会社を通じて歯科医師が個人輸入しています。
厚労省のサイトもご覧ください(https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/)
3)高濃度ビタミンC点滴製剤(マイラン社製)は厚労省が承認しているものはありません。
4)諸外国における安全性等に関わる情報の開示:重大な副作用は報告されていませんが、未知のリスクの可能性はあります。
5)公的救済制度の適用はありません

・マイヤーズカクテルプラン

【ビタミンC、ビタミンB群、ミネラル点滴療法】  10,000円

・マイヤーズカクテル点滴療法は、ビタミンB群・ビタミンCなどのビタミン、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルを点滴で補充することにより疲労回復、口腔・顎顔面領域の線維筋痛症、不定愁訴の改善が期待できます。

※法定記載事項;

1)本治療は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない(保険適応外での使用)ため、医療保険制度は使用不可です。自費診療となります。
2)国内承認薬を保険適応外で使用するため、各医療機関が製品卸メーカーより入手しています。
3)本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
4)諸外国における安全性等に関わる情報の開示:重大な副作用は報告されていませんが、未知のリスクの可能性はあります。
5)公的救済制度の適用はありません

歯周内科治療の治療法

歯周内科治療は位相差顕微鏡で、口腔内に感染している細菌・真菌・原虫などを特定し、さらにリアルタイムPCR検査による歯周病菌のDNA検査で菌の有無を確認し、それらの微生物に感受性のある薬剤を選択し、微生物叢を非常に綺麗な状態に改善することで歯周病を内科的に治す治療方法です。

治癒経過は患者様自身が、はっきりと自覚できる程、歯茎からの出血や排膿が短期間で改善されます。以前は、長時間歯磨きや外科治療によって1~2年の治療期間でそのような綺麗な微生物叢を獲得していたのです。

微生物叢が改善されたら、歯石を除去します。その場合も、微生物叢が改善されていると、冷水痛が非常に少なくなります。

また、治療方法や治療費については、保険償還が確立していませんので保険適応外となります。

さて、位相差顕微鏡で確認できるのは歯周病の原因菌の一つと言われているらせん状菌だけでした。患者様の中にはらせん状菌はほとんどいないのに、歯ぐきの状態が悪い患者さんがいらっしゃいます。

そのために、そのほかの悪玉菌を確認する方法が必要になりました。その方法がリアルタイムPCR検査です。まずは、歯周病の原因菌の中で最も悪玉菌であると言われている3菌種のDNA診断を行います。

◆慢性歯周炎の発症に関係が深い(Red complex)
歯周病原因菌の中で最も悪玉菌である3菌種

  • Porphyromonas gingivalis (ポルフィノモナス・ジンジバリス)
  • Treponema denticola (トレポネーマ・デンティコーラ):顕微鏡で確認できるらせん状菌
  • Tannerella forsythensis (タンネレラ・ファーサイシア)

◆侵襲性歯周炎の発症に関係が深い

  • Aggregatibacter actinomycetemcomitans (アグリゲイトバクター・アクチノマイセテムコミタンス)

◆思春期性や妊娠性歯周炎の発症に関係が深い

  • Prevoterlla  intermedia (プレヴォテーラ・インターメディア)

Orange complexの一種

  • Fusobacterium nucleatum (フソバクテリウム・ヌクレアタム)

この検査を行うことにより、数値で歯周病のリスクを知ることができるようになり診断がしやすくなりました。

リアルタイムPCR検査(歯周病菌の検査)内容

  • 軽度の歯周病:3菌種(Red Complex
  • 中~重度の歯周病: 5菌種(Red Complex)+Aa+Fn
  • 骨吸収が重度: 6菌種(Red Complex)+Aa+Fn+ Pi or Tr

歯周内科治療の治療費(検査と治療)

リアルタイムPCR検査

5菌種 (Red complex)+Aa+Fn ※委託販売方式 ¥16,500
6菌種(Red complex)+Aa+Fn+ Pi or Tr) ※委託販売方式 ¥17,600

【料金は税込価格です】

歯周内科治療

50,000円(税別)※リアルタイムPCR検査料は別料金

1回目:パノラマ撮影+口腔内写真+位相差顕微鏡+リアルタイムPCR検査
2回目:リアルタイムPCR検査結果の説明+薬剤選択投与
3回目:歯石除去およびPMTC【内服開始後3日後】
4回目:歯石除去およびPMTC(必要な場合は薬剤投与)【3回目より3~4日後】
5回目:口腔内写真+位相差顕微鏡+リアルタイムPCR検査【4回目より2週間後】
6回目:リアルタイムPCR検査結果の説明+メンテナンス間隔の説明【5回目より1週間後】

※注意点
委託販売方式の場合は受付窓口で物品販売になるために歯ブラシなどと同じ扱いになり、医療費控除の対象から外れますのでご注意ください。医療費控除を受けるには歯周病治療を自費治療で行う必要があります。

診療一覧

診療日のご案内

 :休診日

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